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豪雨の概要
7月3日に東シナ海の梅雨前線上に低気圧が発生し4日未明には九州北部地方に進んだ。低気圧の東進に伴って3日夜には梅雨前線が九州北部地方まで北上、低気圧や前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、九州では大気の状態が非常に不安定となった。
このため、4日未明から朝にかけ、熊本県では記録的な大雨となったところがあった。
【大雨の状況】
4日未明から朝にかけて県の南部を中心に局地的に猛烈な雨や非常に激しい雨が降り、芦北町付近では3時20分に約110ミリの猛烈な雨を解析し、記録的短時間大雨情報を発表した。その後も天草市、芦北町、津奈木町、人吉市、あさぎり町、球磨村、八代市付近で1時間に約110ミリから120ミリ以上の猛烈な雨を解析し、記録的短時間大雨情報を発表した。また、4日4時50分に天草・芦北地方、球磨地方、宇城八代に大雨特別警報を発表した。この大雨特別警報は4日11時50分にすべて警報に切り替えた。
この大雨で1時間降水量では牛深(天草市)の98.0ミリを含む2地点、3時間降水量では牛深(天草市)の205.5ミリを含む7地点、6時間降水量では田浦(芦北町)の325.5ミリを含む9地点、12時間降水量では水俣(水俣市)の415.0ミリを含む9地点、24時間降水量では湯前横谷(湯前町)の489.5ミリを含む7地点、48時間降水量では多良木(多良木町)の418.5ミリが観測史上1位の値を更新した。
球磨村|災害復興|情報発信
■7月3日~7月4日にかけての人吉球磨の状況(郡市エリア)
■7月3日~7月4日にかけての球磨村の状況(村内)
■7月5日以降の球磨村の状況
■令和2年7月豪雨 被災概要
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